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小規模ECサイトが大手に参入されても生き残る方法

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大手ECサイトに圧迫される日本のECサイトたち

1990年代から2000年代~2010年代の経済環境は、仰天するような変化がありました。

全国の大都市圏、地方、駅前、郊外、さまざまなところで大手モールが商店街を倒していき、 視覚的に町並みを変えてしまい寂しい気持ちにするだけでなく勝者と敗者を作っていきました。

老舗ECサイトが開設から20周年を迎え始める中、 小規模ECサイトが大手ECサイトの参入のために苦戦するビジネス環境は今後も続きそうです。
そんな中、小規模ECサイトを運営する事業者が生き残るための戦略を考察してみました。

出版不況と名指しで苦戦を伝えられる出版業界ですが、
違法ダウンロード対策を採りながらECサイトによってダウンロードによる収益で業績改善を図っています。
残念ながら、違法ダウンロードの影響は大きく、稼ぎ頭である漫画単行本では初めて紙の単行本を上回る市場規模にまで成長させたにも関わらず、違法化遺族版サイトの影響もあり、市場規模は横ばいとなっています。

そんな中、大手ECモールと共存共栄を図ろうとするものの、 Amazonからは読み放題サービスを事前通告なく作品削除対応を取られたり、値引き額の一部負担を求め公正取引委員会にAmazonが立ち入り調査を受ける等のトラブルが続いています。
また、出版業界はAmazonの台頭によりEC経由からの売上げを伸ばせないだけでなく、物流面においても主導権を奪われ店頭ビジネスにも影響を及ぼす可能性に晒されています。

通販業界のEC戦略

通販業界には、化粧品コスメ・健康食品・食品・雑貨・衣料アパレルが代表的なセクターかと思います。
これらのセクターであれば、すでに価格.com、Amazon以外にも化粧品コスメ市場では@cosme(アットコスメ)、 雑貨セクターにおいてもハンドメイドサイトが新規参入しています。

基本的に、いきなり潰されるようなことはないものの、 Amazonの強さに真っ向から対抗できる資力も人的余裕もあるサイトは少ないかと思います。
よくある話としては、独自のブランド力の構築により顧客をファン化し、リピーターになっていただく。
そういったことはあるのですが、通販業界はリピート通販が昔からのお家芸であります。

しかしながら、通販業界の中にもベンチャー企業は存在し、 ブランド力を築くのはこれからの段階である企業もまた多いのが現実です。
そういった企業が急にSEO対策を施して上位表示を達成したり、急に良いニュースやクチコミの連発によってファン化された優良顧客が急増するような話もまた非現実的です。
どうしてもAmazonに急に勝てない場合は、Amazonからの販売でビジネスを築いていく方が効率的です。

1990年代から現代に至るまで、大都市圏、郊外、地方都市まで大型ショッピングモールの大量出店により、 日本中から商店街がシャッター通りとなり駅前が暗いものとなってしまいました。
そんな中で生き残った商店街の店主たちの中には、イトーヨーカドーやイオンといったモールに 店舗を構えて生き残りを図っている賢明な人たちがいました。

補完していく形で広げていくEC戦略

WEB広告にもSEOにも共通して言えることですが、リーチ数を伸ばすために広告投資をしたとしても コストパフォーマンスを考えて納得のいく数値であれば合理的な広告戦略となります。
Google Adwordsでの広告出稿で収益確立とある程度の拡大が可能になれば、 今度はYahoo検索に頼る人たちのためにリスティング広告での出稿も検討すべきです。

そして、Yahooリスティング広告で成功したものを動画広告にも出稿してみたりします。
ECモールに対する考え方も同じで、楽天で成功していたからYahooショッピングでも勝負してみたり、 Amazonにも出品してみたりすべきで、拡大した時点で失敗したり、既存モールでの売上げをただ奪ってしまう だけなのであれば、新規出店したモールから撤退してしまえば良いだけです。

実店舗でもECサイト運営でも似たような戦略を取り、 ビジネスを賢明に構築することが出来る例があるので考えてみてはどうかと思っています。


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